緊急事態じゃなくても

お題「#おうち時間

思えば、初出社から1ヶ月も経たないうちにリモートワークが開始された。

「直近1週間の新規感染者数の合計が人口10万人当たり0.5人以下」になったら宣言解除になるようだが、間もなく解除され、出社しなければいけない日が来るかと思うと日に日に気分が沈んでいく。

 

世の中の経済のことを考えれば、早く解除され営業再開になればいいと思う反面

果たして解除後どうなるかはふたを開けてみないと分からないし、分からない中出勤しなければいけないという不安感もある。

とはいえ、一番嫌なのはまた通勤しなければいけないという現実である。

もうリモートで足りてるんだし、リモートか出社か選べるようにしたらいいのにと思ってしまう。

 

自宅で働いていて一番ありがたいのは、猫の異常を察知できることだ。

リモートワークを開始して2週間ほどして、とらがどうもひどい便秘のようだということに気が付いた。トイレで気張るが出ない、そして気張りすぎて吐く。

トイレの中でも吐くし、あちこちで吐く。出ないから食べなくなり、表情も暗くなり

段々痩せていってる気もする。便秘を発端として正体不明の病気で死んでいった三毛猫を思い出す。

3日ほど待ってみたがやはり出ないので、4日目の平日、仕事が終わっても通勤がないから獣医にぎりぎり駆け込んだ。

入り口付近に硬い便が塞いでいるのかと思ったら、触診ではそんなことはないとのこと。

レントゲンを撮ると入り口付近にはないものの、腸内が全部糞詰まっていることが分かり麻酔をかけて浣腸。

そしてその最中に肛門付近に腫瘍があることがわかった。どうもそれがちょうど肛門にかぶさり蓋のような役目をしてしまっている為、少し硬めの便だと通らなくなりどんどん詰まってしまったようだ。

検査すると悪性ではなさそうだとのことで、ホッとする。

しばらくは便秘解消用のフードを食べさせ、また便秘になってしまうようなら腫瘍切除も考えようということで終了。

その後から、とらは晴れやかな顔をして家じゅうを闊歩し、食欲も改善し、便秘も解消された。

 

我が家の猫たちは仕事中はたいてい寝ているので勤務にはほぼ支障がない。

仕事中に猫が邪魔してきて困る(ノロケインスタ)みたいなこともない。寂しい。

没頭しすぎて残業していると、ご飯まだですか?と催促してくるのである意味規則正しい生活をおくれる。

ですから、コロナ後も是非リモート勤務を許してくださいお願いします、部長殿。