懺悔

時系列の続き。

3/14(木)半休を取り、とらおを連れて獣医に相談に行く。

病院ではにゃんとも鳴かない。

結局問診触診で分かるのは、非常にレアなケースではあるが発情だろうとしか言えない

とのことで、それ以上確認するには試験回復しかないようだった。

 

発症してないとはいえFIVキャリアである。

身体に負担をかけない方がいいに決まっている。

麻酔事故だってまったくないとは言えない。

それでもあの耳の穴の開け方を見て、きっといい加減な処置をしたのだろう

そのせいで…という思いが拭えなかった。

 

試験回復に同意し預けて会社に向かう道で何度もやっぱりやめようか

いや、でも、取り残しやただ糸をかけて縛っているだけ等で苦しんでるなら…と

後悔と心配と不安とでぐちゃぐちゃのまま出社した。

 

退社時間にすぐに電話をかけ確認すると、試験回復は無事終わり

とらおは事故もなく麻酔から醒めていることを確認。

肉眼でよく探したが目に見える範囲では取り残しはないようだ、

万が一組織が一部体内に落ちて再生していたとしても、肉眼で見える範囲にはなく

あったとしても脂肪の中だろう、そうなるとみつけることはできない

とのことであった。

 

一晩預かりで翌金曜日とらおを退社後に迎えに行った。

獣医の話では、通常の避妊手術より大きな範囲でお腹は切られた跡があったとのこと。

もしかしたらその時に妊娠していたのかもしれないと。

今回も同じ範囲で大きめに切開しよく探したけれどみつからなかったと。

謝ってすむことではないけれど、もう本当にごめんとしかいいようがない。

 

過去人間が勝手に子供を奪ったかもしれず、避妊までされて

挙句に誤解で再度同じような思いをさせてしまった。

 

帰宅し、とらおの部屋に開放するとあちこち嗅ぎまわり

水をたくさん飲み、ご飯をたくさん食べた。

試験回復手術中にぐらぐらしていた問題の奥歯含め3本抜歯したとのことで

病院ではまったく食べなかったと言っていたが、本当によく食べたので安心。

 

一息つくとベッドの上で毛づくろいを始め、撫でるとごろごろという。

気づくとすべての手足の先が汚れていて、ほとんど固まっているが血だ。

もしかしたらケージの中で暴れたのだろうか。

よく見ると手足の爪がないか、あるが明後日の方向に向いている。

時々落ちている生え変わりかけの爪の部分ではなく、生爪がとれかかっている。

とても痛そうだ。

翌日病院に電話をかけて聞くと、手術後カラーをしており

そのプラスチックカラーを取ろうとしていたようだ。

カラーの周りにべっとり血がついていたと報告された。

 

とらおには一生頭が上がらないな…本当にごめん。