家猫の生態って…

時系列の続き。

そうそう、名前は結局公園にいて♂だと思ってた時に勝手に名付けていた

「とらお」のままで行こうということに決まった(笑)

 

2/10に迎え入れてから毎朝仕事に行く前に

病院から貰ったインターキャットの入った点眼薬をさし

帰宅するとまた点眼薬をさし…ということを続けていたおかげで

滅法嫌われてしまったようだ。

それでも暴れまくるとか逃げ回るとか威嚇して噛んだり凶暴になったり等はしない。

 

薬のおかげで鼻から出ていた膿がおさまり、また鼻腔から痛々しく膨れてのぞいていた

恐らく膿疱だろうと思われるものも消え、くしゃみは相変わらずあるものの

回数はぐんと減り、1日に何十回だったものが数回くらいになり

徐々に快方に向かっていた。

 

心配していたトイレも、ケージにベッドを置くのではなく

代わりに猫トイレを置いたところ、以降そこできちんとするようになった。

とても賢い。

 

何か気持ちが弾んでるのだろうという時やご飯を食べてご機嫌なときは

あの短いしっぽがプロペラのようにぐるぐると回る(笑)

 

獣医曰く、少なくともFVR的症状つまり鼻水やくしゃみがおさまるまでは

隔離が望ましいとのことであったが

2月下旬ほぼそれもなくなった頃、部屋の開放及び対面に挑戦した。

 

むろんその間先住たちは、何やらあの部屋にいるようだぞ、

それもなんとなく猫のようだ、ということには気づいていたようで

頻繁にドアが開くたびにテーブルに上がって中を覗こうとしていた。

またとらおの方も外には何かいるようだ時々こっちに偵察にきているようだ

そんな感じで興味津々な状態が続いていた。

 

セオリー通りというのか

まずはとらおを部屋で抱き留め先住が部屋に入ってこれるようにしたが

覗くだけで誰も入ってこない…。

なんでだよ!(笑)

そこで様子を見に行くと、覗きには来てみたがあっさり引き返し

さっさと自分たちのいた部屋に戻って寝たりだらけたりしている。

 

一方とらおはドアの外に行きたくて仕方ない。

仕方ないのでとらおの自由にしてみることに。

あちこち嗅ぎまわってうろうろ。

そしてその足音を聞きつけたのか自分たちの部屋でくつろいでいた先住たちが見物に。

互いが互いを見つけた瞬間…どうなるかとそばでハラハラしていたが

どっちもびびって自分たちの部屋に引き上げてしまった。

残された人間がポツーン状態。

 

喧嘩とか威嚇とかないのか…平和すぎる。

うーんやっぱり♀猫だしな。

 

そんな訳で以降、人間が見ているときはドアは開放状態。

そしてとらおはリビングまでエリア拡大、なので時々先住と鉢合わせになるが

先住は何にも言わず動かずじーっと相手を見定めている。

とらおはちょっと甘えた声で何か言いながらうろうろ。

最初は遠巻きであったが、相手が何もしてこないのが分かったのか

近くまで来てにおいを嗅ぎあったり。

 

3月の上旬もそんな感じで順調に過ぎていき

そのうち一緒に寝たりできるようになるのかなと思っていたある日のこと。

帰宅し、とらおの部屋をあけるといつもの何倍にも甘えてくる。

そしてその甘え方が半端ではない。

まるで発情しているような…。

 

そう、そのまさかである。

その日の夜から部屋のあちこちにマーキングをし始め、発情独特の声で鳴き

駆け付けると尻を高く上げくねんくねんと誘ってくる。

 

おかしい。あの耳に開けられた痛そうな大きな穴は一体何なのだ。

避妊済みという印ではないのか。

こんなひどい穴を開けるのであれば手術も雑なのではないのか。

卵巣の取り残しで再発することもあるようだし、どうしようかと考えてしまった。