考える養分

雇い止めになって、ようやく転職先がみつかった、一般派遣だけど。

去年10月に欧州経済悪化で本社からヘッドカウント削減要請があって

更新は今回で最後という通告を受けてから考えると、決まるまで半年かかったことになる。

 

2018年に転職して1年ちょいだったので、転職活動なんてしたくなかったし

就業先の環境がよかったこともあり、長く勤めたかった。

更新なしの通告を受けてからは、もう次は転職活動しなくてよいように

紹介予定派遣の案件ばかりを選択して応募したが、結局就業中には決まらなかった。

妥協してふつーの一般派遣も視野に入れて就活すると、ちらほら声がかかるようになり

面接までたどり着くようになった。これもいつものパターン。3回目だね雇い止め。

 

4月からの「同一賃金同一労働」なんて掛け声倒れで

その中身は、なんちゃって賞与(いや寸志じゃないのか?)10万くらい?

+どのみち3年で契約終了になる人の大してない退職金を全国平均して

数十円時給に乗せました~程度なので、お察し。

 

まさに今、世界の先進国(笑)たる日本がコロナ不況対策に

一人1万5千円以上!いや2万円以上!

給付しようか~どうしようか~みたいなところで揉めてるのと同レベル。

ないよりはマシ。ただそんだけだわ。

 

一度安く使えて、いつでも便利に切り捨てできるという味を覚えると簡単にはやめられないってね!

そんな皮肉しか出てこない内容だけれど、その環境の中でいかに過ごすかは自分にかかっている訳で。とか、無理やり前向きに生きてみる。

 

まぁ正直そうやって低賃金層をアホみたいに増やして、果たして国の経済回るんかなと思うよ。

金は天下の回り物というけれど、いっとき一人勝ち出来ても、一人勝ちし続けることは難しいんじゃないかなと思う次第。

 

愚かな飼い主

1月14日午前2時過ぎ、12年と10か月、生まれたばかりで目が開いてないときから

一緒に暮らしていた三毛猫が逝った。

 

12月初旬ごろからカリカリを食べてないかも?一般食の缶詰しか食べてないかも?

といった感じで、体重が減少しつつあるのと脱水と便秘があったので病院へ行き、血液検査、レントゲン、超音波もしたが原因を特定できず。

血液検査では白血球が異常に多く、血小板が異常に少ない。

 

制吐剤と抗生物質を処方され、ソルラクトを貰い、自宅補液をした。

それでも12月はまだ食欲不振と食欲不振の合間に食欲の波が来て

自分の好物や水も自力で摂れていた。

正月に鯛めしを作った時も、うまいうまいとおすそ分けを食べていた。

 

けれど正月明ける頃には食欲廃絶、目に見えて体力・体重が落ち、

自力歩行ができなくなり、再度病院へ連れて行き、また血液検査をした。

白血球は正常値まで改善するも、12月に通常の半分だった血小板の数値が更に悪化して1/4程度にまでなっていた。極度の貧血だ。

 

それでもその他の数値から、ウイルス感染症や腎臓、肝臓、糖尿、甲状腺等、およそ猫がかかりそうな20以上の病気の可能性が否定された。またしても原因不明だ。

しかし極度の体重減少により、開腹しての検査など大掛かりなことは出来ず、

最後に行った膵臓の簡易検査でようやく「異常がなさそうではない」という曖昧な結果が出てきたので、ステロイドの投与を試みることとなり帰宅した。

 

もはや食欲廃絶の為、やぎミルクや高カロリー食に薬を混ぜて強制給餌を開始した。

けれど、3日経っても4日経っても改善が見られず、どんどん状態は悪化して行った。

素人の自分が強制給餌するよりも、入院させた方が栄養摂取量が違うかもしれない。もっと猫に楽な栄養の摂り方、効果的な薬の投与方法があるかもしれない。

何か違った薬の投与をしてもらえるかもしれない。

このままでは死なせてしまう。

とにかく、藁にもすがる思いでまた病院に行った。

 

「もう、うちで出来ることはありません」と言われた。

そして、高度医療センターのパンフレットを渡された。

入院についても否定的に、「入院中に亡くなる場合もありますから・・・」と勧めてくることはなかった。

 

膵臓かも?という検査結果と血小板減少が同時にあることから、ネット上の色んな文献を読んだ。

特発性免疫介在性血小板減少症なのでは?と素人ながら思った。

もしそうならば、現在投与を続けているプレドニゾロン(ステロイド)のみで効かない場合は、免疫抑制剤であるシクロスポリンを併用するとある。重篤であればγ-グロブリン投与や輸血もするとある。

血液の異常なのであれば、再三血液検査をしているのにそういった異常は見られないのかと聞くと「それはうちでは調べられず外注するしかない」という。

つまり調べていない。

外注に出すと何日かかるのかと問うと、3,4日という。

「高度医療センターでもどのみち外注に出すだろうから、それも一緒にして貰うといい」と言う。

念のために、もし、免疫介在性の血液異常だった場合はどうしますか?と聞くと

「(免疫)抑制剤を使います」という。

抗がん剤も効くという文献もありましたよと言うと、「そうですね」と否定しない。

 

何故、何回も通ってそのたびに原因不明で的を得た対処療法すらままならないのに

自分たちではお手上げの状態なのに、外注に出して検査しようと思わないのか。

血液検査の数値からほぼありえないだろうという甲状腺の検査までしておきながら

肝心なことは何もやっていない。

獣医でもないのにこちらが調べて、この可能性は?もし〇〇の可能性があってそれを否定するにはこの検査が必要なんじゃないのか?

そう言いださない限りやらないスタンスなのか。

 

原因不明だけど様子見ましょう、という病院をもっと早い段階で見切りをつけ転院をせずにいたことで、貴重な時間とお金を無駄に費やしてしまった。

そんなことに最後の最後に気が付いた。

もうこの子には検査結果を待つ3,4日という時間が残されていなかった。

愚かな飼い主で、本当に申し訳なかった。

本当に、本当に。

 

2020年の抱負

今週のお題「2020年の抱負」

去年、抱負を忘れないように始めたような気がする日記も

大して書かぬ間に1年が過ぎ、またやってきた今年の抱負。

 

前回これを書いたときは、コルセンから転職をしたおかげで

久方ぶりに年末年始休暇があって、ゆっくり出来て

色々物事に頭をめぐらす時間がとれた。

 

読み返すと「整理整頓」とか書いてあるんだけれど

これがまさかの皮肉な結果に。

というのも、せっかく転職して落ち着こうと思っていた去年10月半ばに

先方から、本国の経営状況が思わしくないからと

派遣社員一斉解雇予定である旨の話があり、次回の更新で終了ということに。

自分が「整理整頓」されることになるなんて!

 

まぁ派遣だし、そういう調整要員でしかないんだから仕方がないが

雇うときに直接雇用を強くにおわせておいてそれか。。

だったらもうちょい粘って他探したのに!というのが本音。

もう転職活動なんてしたくないんだけど、せざるを得ない。

 

ひととおりオフィスワークの何たるをリハビリしたから

前回よりは戦えるかもしれないが、年齢は1個あがってしまったからどうなるやら。

今のところ応募するものの書類落ち続きで、面接にたどりつけていない。

 

さて、去年の抱負に対するふりかえり。

「今まで出来ていなかったこと日々のしんどさを言い訳にやらずにいたことを

整理整頓する」

<出来たこと>

(1) 2ℓペットボトル(ミネラルウォーター)およそ624本(2018年比)消費を0に。

 ※蛇口浄水器導入

(2) 500㎖ペットボトル(炭酸水)およそ428本(2018年比)消費を0に。

 ※炭酸水メーカー導入

(3) カプセル1200個(2018年比)超の消費を0に。

 ※ネスプレッソマシンからエスプレッソマシンに変更

(4) 歯医者通い継続

 

<まだ出来ていないこと、出来なかったこと>

(1) 転職先をみつける

(2) VBA習得

 

<出来たこと>(1)~(3)は環境的にも経済的にもほぼプラス要素なので

決断しさえすれば継続はそれほど困難ではない為、継続できている。

(4)は近視眼的にみると経済的にはマイナスになるが健康は財産なので

(今まであまりにも貧しすぎて、この考え方すらできなかった)将来的にはプラスと捉え

継続出来ている。

 

<まだ出来ていないこと、出来なかったこと>の(1)と(2)は相関的かなとも思う。

まず(2)は思うように時間を割けていない為というのが一番だけれど

時間なんて自分の裁量ひとつだから、結局のところ、必要な場面がその場しのぎで

どうにかなったから、その後必要に迫られず、結果として自分に甘くなったのが一番かな。

そして、そのツケとして転職で武器になりそうなスキルが身についておらず

必要に迫られて転職活動している今の自分に間に合っていない為

(1)が達成できていない。

 

派遣なんて首の皮一枚なのに、ちょうど自分が入社した時期に派遣から直採用に変わった人が何人もいて、総務だからそういうのを目の当たりにしたんだよね。

今までいろんな企業に派遣されたものの、自分がその会社の正社員になりたいと思ったことは一度もなかった。

でも、ここならずっと働いて行きたいかもと初めて思った。

仕事が出来ない社員が結構いるし、認められる機会があればこの居心地のいい会社に居続けられるかもしれないと自分なりに頑張ったと思う。

とはいえ確かにドイツを中心としたヨーロッパはいつ経済破綻してもおかしくない

そんな状況が続いていたし、今もそう。

それでも、あまり騒ぎ立てていない日本社会と

この会社の社員ののほほんとした空気に、何とかなるんじゃないのかと

要は油断していたということになる、派遣なのに。

 

ほんとは、のほほんと自分が認められる機会があれば云々、じゃなくて

認められる機会を早々に作って先方に交渉すべきだったはず。

日々実務を迅速正確にこなすだけじゃダメなんだよ、社員じゃないんだから。

 

今年の抱負は何だろうな、後回しにしないことかな。

自分に武器を作ることを後回しにしない。

手を打たなければいけないこと、必要だと思うことを後回しにしない。

 

真夜中の

初手作りおはぎ。

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きな粉、白ごま、黒ごま。

 

小豆が1.5㎏あって、そのうち500gを煮てぜんざいを作っている最中に

ふと、粒あんを冷凍常備しておきたいな等と考えて

そのうちの半分くらい(250gくらい)を別鍋に取り分けて煮て、晴れて粒あん完成!

これで終わればよかったのだが

せっかく餡があるならおはぎでも作るか~敬老の日だし←あまり関係ない

と、まもなく2時を回ろうとしているのに、もち米2合とうるち米1合で米を炊き

成形に苦心しつつ、ようやくおはぎ完成!

終わったら5時過ぎだよ、どうしてこうなった。

 

ひとつ分かったことは、おはぎを小さく作るのはとても難しい、ということ。

餡の量から考えてどう考えても2合未満で足りそうなのだが

何故か3合丸々使い切ってしまった…

 

メンテナンス中

いや、長かったね梅雨。

もう洗濯しても干せないから、

初めて近所のコインランドリーにお世話になったし、

それでも足りない分は帰宅時にユニクロで調達していた。

かと思えば、梅雨明けから連日で猛暑とか…湿気がなければまだマシなのだが。

 

そんなこんなで体調がすぐれず、ついには長年放置していた虫歯が悪化

というか、とっくに悪化していたのに痛み止めを飲んで放置していたけれど

ついに痛みに耐えきれず歯医者に行かざるを得なくなったというのが顛末。

 

どうせいつかは行くことになるんだし

我慢すべきことではないのは重々承知していいて、軽いうちに行けばいいものを

金銭的なことやタイミングや諸々含め、自分の怠慢を深く恥じ入るばかりなのだ。

 

今年の新年の抱負として、整理整頓の年と名付けたからには

後回しにしてきた諸々のこと、つまり治療も完治しないといけないのだ。

そう覚悟を決めて、飛び込んだ歯医者が色んな意味で自分にとって当たりだった、

少なくとも今のところ。

去年かかった歯医者とは治療方針が合わず、1カ月ちょいでサヨナラしたけれど

今度は最後までお世話になりそう。

 

TとかQとかPとか

勤め先は人種的な多様性で言えば確か6~7割が海外組だったと思うが

先日ダイバーシティの一環としてLGBTQの社内イベントがあった。

 

LGBTTぐらいまでで知識がストップしているので

Qとは何だとぐぐると、増えたのはQだけじゃなかった。

LGBTTQIAXP…

余りにも多いので略してLGBTQ+とか 

jobrainbow.net

 

何というか、これを読んで思い出すのは

何かのアンケートで「そう思う」「ややそう思う」「ややそう思わない」「そう思わない」みたいなもやもやした感じ。

 

人は良くも悪くも、自分を何かにカテゴライズすると安心し

または否が応でも他者をカテゴライズしないと安心しない性分なのか。

 

振り返ると、自分が初めて猛烈に違和感を覚えたのは

中学に上がるときに強制された制服だ。

断っておくと、自分はかなりの制服フェチというか

かっちりしているフォーマルな服が好きだし

他人にも制服を着ていると似合うと褒められる。

 

けれど、その多感な頃にお仕着せられた制服は

どう見ても自分の意思に反したものだった。

まぁそれでも、中学生の自分が忖度して3年間その制服を着たわけですが。

 

その時の自分の意思に反するというのが

身体的性と性自認が異なるということからくるとなると

「T:身体的性と性自認が一致していないことに対して違和感や嫌悪感を抱いている」

いわゆるトランスジェンダーになるんだろう。

 

とはいえその頃の自分はそういったことに対し

言葉としての知識としてはあったが、それを自分に当てはめるとか

深く考えをめぐらす等はしていない。

おおよそ他の事₍貧困やいじめなど₎に対処することで

物理的な貧しさ、愛情の欠乏という精神的な貧しさに負けないように

集団の中の出る杭は打たれる、その杭にならないように

日々精いっぱいでまったくもって無頓着だった。

 

それにそもそも、その頃から現在に至るまで

自分自身の身体的性と性自認が不一致であるという明確な自覚がない。

 

そうして、そうこうしているうちに

「Q:自身の性自認(自分の性を何と考えるか)や性的指向(どんな性を好きになるか)が定まっていない、もしくは意図的に定めていないセクシュアリティ

とか

「P:相手の性に関わらずどんな人でも愛することができる人」

のような言葉が生まれていて

最初に挙げたような「ややそう思う」的な

まるで何かにカテゴライズされていないといけないような

というよりも、知らぬ間にカテゴライズされているようなちょっとした閉塞感。

 

自分が違和感を覚える服は着たくないし

相手にどんな性自認があったとしても

自分が相手のことを尊敬し好きでいられるなら

それでいいじゃんみたいな

自分にとっては至極当たり前なことが、すごく大仰にカテゴライズされて

うわっ人間社会めんどくさ!

もうみんなまとめて猫になれよと思った今日この頃。

仕事の毒

今までこうだったから、不便だけど、時間がかかるけど、

こうするしかない、仕方ない。

こういう思考が苦手。

 

仕事の毒の話。

新しいプロジェクトが始まる為

上司が今までやっていた業務の一部がその下に降りてきて

その担当者がやっていた業務が自分に回ってきた。

引継ぎを受けたのが3月の話。

 

初めてそのExcel管理表を見て、結構目が点になった。

更にその管理方法を聞いて気が遠くなった。

別にExcelの達人とかそんなんではないけれど

そりゃ不便だし、時間かかるよね、残業代おいしいですね

と素人目でもわかる。

 

よもや、その道じゃ天下のグローバルな大企業に何十年も勤めて

軽く自分の3倍以上年収あるだろう的な社員がその環境に甘んじてきていることに

驚愕し、さらにそれが何十年も見過ごされていても一向に問題とならない

その会社の体質に、そしてそこが外資だということに驚愕した。

 

個人的にOfficeソフトの中ではExcelが一番好きだ。

何故かというと、さんすうが苦手だからだ。

数字に対する想像力を、一覧にすることによって補完し、視認性を高めるというか。

まぁつまりわかりやすくなる、便利になる、普通は。

 

3月~4月にかけて引継ぎ受け、その後あふぉみたいにいくつもある

同じようなデータの入ったファイルを1つに統合した、勿論宣言して。

この作業をやってる最中に、もっと効率化出来ないのかとぐぐってると

あれ?これVBA知ってれば一発なんじゃない?と気が付いたが

作業も終わりかけだったので、ひとまずVBAを使わずに済ませ

結果として、1つに整理されたことで見やすくなったものの

その作業工程に関してもんもんとする。

 

さらに、ほぼ同時期に派遣で入り同僚となった人が、

彼女は翻訳などは担当せず、まったく別の分野を受け持っているが

自分が入社した時から、何故かほぼ毎日残業している。

そして、彼女の愚痴を聞いていると、どうやら今回の自分と同じような

変なとりまとめをされたデータファイルに苦しめられているとわかった。

 

まぁお互い派遣だし、給料なんてたかが知れてるから

本当は残業代ウマーの方がいいかもしれないのだが

作業が遅いと叱られたことがあるとも聞いているので

そんなことでストレス増やしても良いことはないと思うわけだ。

 

そんな訳で、買ったよ!「Excel 2019」¥13,800

ついでに「入門者のExcel VBA」¥980

「脱入門者のExcel VBA」¥980

「できる大辞典Excel VBA」¥3,800も買ったよ。

合計¥19,560!!

うわぁ…タイムセール祭りで買ったとはいえ、先行投資過ぎる…orz

 

何よりも自分としては、数日で終えたファイル統合作業により快適となったものの

気が付いてしまった統合作業過程の楽ちん化の世界を見てみたい

そのスキルを自分のものにしたい、隙あらば誰かの役に立てたいという欲望と

この頭が腐りそうな作業システムを何十年も変えずにやってきてウマーみたいな

バブル社員とそれを平気で見過ごしている会社そのものを

心の中で見返したいという₍お前は一体誰と戦っているんだ的な…⁾欲望が

¥19,560円に勝った訳だ。

 

ま、きっかけなんてそんなもんだよね。